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島村楽器 奈良店 シマブロ

島村楽器 奈良店スタッフによるイベント情報やお知らせなどを発信するブログ(シマブロ)です。

ジャズベースにバリトーンスイッチを搭載してみた

島村楽器イトーヨーカドー奈良店の山﨑です!
いつも奈良店シマブロをご覧いただきありがとうございます!

よく当店をご利用いただいている私のお客様がご購入されたレフティベースに面白い改造をされたのでご紹介いたします!
皆様はバリトーンスイッチというものをご存知でしょうか?ギブソンのセミアコギターでも使われているシステムでありまして、ポジションごとにコンデンサの切り替えを行うことにより、音色が変わるトーンコントロールの一種です。
実はこのお客様の大好きなGLAYのベーシストJIROさんが、SGベースでこのシステムを採用されていることを知られて興味を持たれたのが始まりでした。これをジャズベースで実現したいというご相談を受けたのですが、何分私も改造についてはわからないことも多かった(というかバリトーンスイッチを初めて知った)ので、当社ギターリペア工房の技術者にもアドバイスをもらいながら、こんなベースに生まれ変わりました!!

バリトーンスイッチ ベース 奈良

使用ベース フジゲンネオクラシックジャズベース

改造その1 バリトーンスイッチ

バリトーンスイッチ

写真真ん中の黒いノブで6ポジションの切り替えができます。1つはバイパスなので本来のネオクラシックジャズベースの音も楽しめ、そこからスイッチでコンデンサを切り替え特定の周波数帯域をブースト/カットすることにより低域を強調したり中域を抑えたりできます。
もともとスイッチのあった場所にはリアPUのマスターボリュームがありましたが、フロントPUのマスターボリュームを2連ポットにして、ノブ上部をフロント、下部をリアPUのマスターボリュームにあてがいました。もちろんバリトーンスイッチが入っている状態でもマスタートーンは効きますので音作りにさらなる可能性が広がります!

改造その2 コイルタップスイッチ

バリトンスイッチ

マスタートーンポットをタップさせることでピックアップの回路がパラレル→シリーズへ切り替わり、ハムバッカーのようなニュアンスの音も出せるようになりました。

感想

何?このベース・・・無敵じゃない!!!!

もともとジャズベースはピックアップも2つあるし、音作りが幅広くできるなー、と思っていた世界が広がりました。バリトーンスイッチにコイルタップを組み合わせると、6×2通り=12本のベースを持ってるのと同じような感覚なんじゃないでしょうか。高域がスコーンと抜けてくれるようなサウンドから、ピックでゴリゴリ重低音を唸らせるようなサウンドまで、とにかく音質のレンジが広いです!!

今回の改造にはパーツ代と工賃含めて30,000円もかかっておりません・・・って、え?そんなぐらいの値段でこんなに楽器の可能性が広げられるんだ・・・ポカーン

今回の改造について、担当技術者奥村よりもコメントをもらっています。

エレキギター、ベースにおけるバリトーン回路とは、数接点あるスイッチ回路に値の異なるコンデンサー、電子パーツを用い、楽器本体に装備した回転スイッチにて多彩に音色を変化させる装置の事です。この装置を搭載したギターでは、ブルース界の大御所B.B.キングが愛用するルシール(ギブソン社製、ES-345がベースとなったシグネーチャーモデル)が特に有名で、また80年代のHR,HMブームで一世を風靡したB.C.Rich社製のギター、ベースにも数多く搭載されました。近年エフェクターが主流となった今尚バリトン搭載モデルのリリースは細々とですが続いております。そのサウンドバリエーションはコンデンサーの値や、パーツのメーカー、種類により様々な音色(トーン)を演出可能とします。』

さすがは技術者、説得力がちがいますなぁ・・・
さらに奥村からどんな音になるのかを記載した、心尽くしのマニュアル

バリトーンスイッチ

肝心のお客様には、この改造の仕上がりに大層ご満足いただけたようでして・・・
既に別のベースにもバリトーンスイッチを搭載する計画を練られているようです(笑)

もしご興味を持たれた方はどうぞご相談くださいませ!

※改造にかかる費用は楽器の種類、改造の仕様などによって作業工程によって様々に変動するため、その都度お見積もりを出させていただいておりますので、その点ご了承いただければと思います。

島村楽器イトーヨーカドー奈良店 山﨑

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